子どもに友達ができない!どうすればいいの?

ある子どもは天性の社交性を持っていて、幼い頃から自信家で性格が明るく、簡単に友達ができます。反対に、物静か、恥ずかしがり屋で話すことが上手ではない子どももいます。子どもの多くはこの間のどこかにいますが、親は子どもの友人関係や新しい友達を作ることについて心配になることがあるでしょう。子どもには、一人ぼっちになってほしくありません。

最初の友達を作ると、子どもは様々な社会スキルを学び始めます。例えば、反対意見の扱い方や表情、ボディーランゲージの読み取り方などです。子どもが大きくなると友人関係の新たな側面に触れることになります。例えば、仲よかった友達や友達のグループが自分の子どもとは違うものに興味・関心を示すかもしれません(その逆もあるでしょう)。また、知り合いの誰もいない新しい学校に行くかもしれません。友達が別の友達のグループと付き合うようになり、子どもが寂しい思いをするかもしれません。こういった状況はよくあることです。では、子どもが友達作りに困っていることや寂しい思いをしていることをどのように見つければ良いのでしょうか?また、どのように助けることができるのでしょうか?

子どもが友達作りに困っているかを見分ける方法

もし、子どもが学校を含む様々な社会的な場に参加しているにも関わらず、友達を作っていない場合、学校の先生などに次の警告サインが出ていないか聞いた方がいいでしょう。

  • 他の子どもたちから孤立し、関わりを持っていない。
  • いじめられている。
  • 間違った社会スキルを持っている。例えば、人との距離感が近すぎる、他の子どもを困らせるなど社会的な発達を妨げるスキル。

子どもが友達作りに困っていると、必要以上に親が関わってしまうことがあります。しかし、あまりすぐに関わってしまうと、意図していなくても、子どもの能力を疑っていると思われることがあります。

そいうときには、子どもと話し合ってみましょう。

  • 子どもと座って、友情とは何か、何が良い友達かを話し合う。
  • どのように友達を選ぶか聞いてみる。
  • 何に興味があるかを聞き、そのことに興味のある人が周りにいるかを聞いてみる。
  • 社会スキルを子どもと練習する。
  • 友達は生活する中で自分を大きく感じさせてくれる存在です。ある特定の友達はあなたを大きく感じさせてくれますか?それとも小さく感じさせますか?と聞いてみる。
  • 子どもを信じていて、きっとできると伝える。

子どもが友達を作り、関係を維持できるように準備する

子どもが友達を作って、維持するための3つのステップです。

1. 社会スキルは後にまわさず、すぐに教える

子どもが幼い頃から社会的な関わりを友達と持つことは大切です。幼児期が一番良い時期でしょう。新しい人に会う時のスキルや他の人に興味を示すスキル、感情をコントロールするスキルを教えるところから始めましょう。これらのスキルは子どもの友達作りと健康的な関係維持を助けます。

2. 友達は変わるものだから大丈夫だと説明する

子どもと友達、どちらの興味の対象が変わったとしても、これは大変な状況だと感じるでしょう。子どもが新しい活動を始めると、同じものに興味を持っている仲間はいても、まだ仲良くありません。逆に、友達が何か別のものに興味を持つと、あなたの子どもと過ごす時間が減るでしょう。どちらの状況においても子どもは寂しいと思ったり、おいていかれたと感じたりするでしょう。

この時には、子どもと一緒に座り、人は変わること、人の興味の対象が変わること、それはとても自然なことだと話しましょう。特定の友達と過ごす時間が減るかもしれませんが、それは、新しい友達を作るチャンスです。興味の対象が変わることは、誰のせいでもないことを知ることが大切です。その友達とあまり遊べないことを寂しく思うことは問題ありませんが、新しい友達を作る妨げにならないようにしましょう。

最も大切なことは、親が主導権を握って考えを押し付けることなく、子どもとの会話を続けることです。

3. 活動に参加する

子どもにスポーツや放課後の活動に参加するように勧めてみましょう。趣味を共有できる子どもと出会うことで友情が芽生えます。子どもが恥ずかしがり屋な場合やスポーツに興味がなければ、他に何か友達ができそうな環境がないかを探してみましょう。ボーイスカウトやガールスカウトがいいかもしれません。または、アート教室や学校や図書館などの読書クラブがあるかもしれません。他の子ども関わりを持つ場を作るだけでなく、新しい趣味や興味の対象を見つけることができます。

子どもとの練習の後や活動で友情のスキルを上手に使えていたら、必ずほめましょう。ほめることで子どもは自信がつき、学校や他の場面でも友達と良い関係を築くためにスキルが使えるようになります。


元の記事:My Child Has No Friends