家族が一緒に過ごせる時間は昔に比べて減っています。親は仕事、子どもは学校。暇な時間の多くはSNSやスマホの時間に消えていきます。そのため、家族で食事をするとき、親が子どもにその日の出来事や気持ちなどを質問をしすぎてしまうことがあります。子どもは多くの質問に圧倒されると防御的になり、閉ざしてしまいます。
子どもを質問攻めにするのではなく、共通の話題で会話をしやすい雰囲気を作りましょう。
今日、何食べたい?
これはとても答えにくい質問です。
代わりに、
鶏肉、じゃがいも、玉ねぎ、にんじんがあるのだけど、この材料で何が作れるかな?
と聞いてみましょう。家族で夕飯のメニューを考えやすくなり、夕飯のテーマを決めることもできます。(月曜はカレーの日など)
他にも、こういう聞き方ができます。
× 何で食べてないの?
◯ サラダはどれくらい食べる?
× 学校で友達はできている?
◯ 木曜日はラザニアを作るから、友達を家に呼んでもいいよ
食事のときには、どの料理が一番美味しかったを一人一人に聞き、作ってくれた人や手伝った人をほめます。どの手伝いが大変だったか、やりたくなかったなどを聞き、上手に食事の準備を分担することで今後も家族で食卓を囲めるようにしましょう。最後には皿洗いや片付けをしてくれた家族に感謝を伝えます。