ペアレンティングを成功に導く3要素

子どもが問題を抱えているとき、多くの保護者はどの様に問題に関与することが出来るのかと悩むでしょう。子どもを良い方向に導くために、大きな影響を与えることのできる3つの要素を紹介します。

1. 積極的に子どもに関わる
子どもの行動を変えることは、保護者にとって大きな課題です。保護者は子どもに真似してほしい良い行動をモデリングすることで、素晴らしいお手本となることが出来ます。例えば、沢山の宿題がある時に子どもはストレスを感じ、課題から目をそらそうとするでしょう。このような状況は、子どもに課題ときちんと向き合い自身を持つことを教えるとても良い機会です。また、子どもがストレスを感じた時に保護者に助けを求めることが出来ると学ぶ機会にもなるでしょう。
2. 子どもの感情ではなく、行動を正す
保護者が子どものネガティブな感情に対処すれば、行動も改善されると思うかもしれません。例えば、怒っておもちゃを壊した子どもに対して「そんなに怒るのはやめなさい」と言うのではないでしょうか。しかし、この方法は効果的ではないことが多いのです。怒った時の解決方法を教えることをゴールにしましょう。例えば、怒っておもちゃを壊してしまう子どもには、「怒りの感情を持ってしまうことはあるかもしれないけど、物を壊すのは良くない」と教えることが大切です。代わりに感情をコントロールする方法を教えましょう。保護者と話をしたり、散歩に行ったり、気持ちを落ち着かせる行動をするといいでしょう。
3. 良い行動を頻繁にほめる
社会全体の傾向として、良い行動よりも、悪い行動に焦点をあててしまうことが多いです。例えば、仕事で上司からフィードバックを受けるときには、上手くやったことよりもミスをしたことに対してのほうが多いはずです。子どもに対しても同じです。子どもが悪い行動ばかりを指摘され、良い行動に気がついてもらえないと感じた場合、子どもは悪い行動を改善するモチベーションを持つことが出来ません。だからこそ、保護者が間違いを指摘することと、良い行動をほめるバランスが非常に大切なのです。間違いを指摘する回数の4倍ほめることをおすすめします。子どもは良い点に気づいてくれていると感じると、それを繰り替えす頻度も高くなるものなのです。

元の記事:Three Parenting Areas to Master to Help Your Child Be Successful